正浄寺(佐久山)に伝わる雅楽は、同寺の檀家有志が一子相伝の形で伝承してきたもので、県内でも貴重な郷土芸能といえます。 鉦鼓(しょうこ)、笙(しょう)、横笛、鞨鼓(かっこ)など6種の楽器を使用し、越天樂・五常樂などを得意としています。起源は定かではありませんが、江戸末期には存在していたようで、正浄寺の親鸞聖人の報恩講や春秋彼岸の仏念の日、地域の葬祭・婚礼時に演奏されています。